静電気について②

２．体の水分不足

人間の体の約60％が水でできています。そして、一日に2～2.5ℓの水を体の外に排出しているといわれています。体内の水の効果は大きく以下の通り

①運搬

酸素や栄養素を運ぶ→老廃物を体外へ出す

②体温保持

皮膚の血液量を増やす→汗を出して、体温を一定に保つ

③環境維持

体液の性状を一定に保つ→新陳代謝をスムーズにする

身体に良いものを摂取していても、水分が不足すると体内を上手く巡回できません。髪の毛も頭皮（体）から生まれてくるので、体内で水分を保つことはとても重要になります。また、水分は物質に溜まった電気を空気中に放電してくれます。水分が不足すると、体に静電気が帯電することにもつながります。

・水分をこまめにとること

・電解質液をとること

が静電気対策には有効です。水に溶けることで電気を通すようになる電解質（イオン）を含んだ飲料をこまめに摂取することで、体内の陽イオン（＋）と陰イオン（ー）のバランスを整えることができます。（ポカリスウェット、経口補水液等のイオン飲料には陰イオンが豊富に含まれています）。

ただ、僕もそうですが、水を摂りにくい（おなかに溜まってしまう）体質の人は無理に飲みすぎても、逆に体温を下げたり、胃に負担がかかってしまうので、食品から摂ったり、少量の水を数回に分ける工夫も必要です。適度に水分を蓄える事で、静電気防止のみならず、髪やお肌、体の中まで潤います。意識して過ごしてみてくださいね。